fc2ブログ

【美パ】美術館に行きました【7月】

どうも、カチューシャじゃねえヘッドアーマーだ!でおなじみ美術パートリーダー辰巳です。ぼんごれびあんこ!(あいさつ)
今日は京都市美術館へ「フェルメールからのラブレター展 コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」を観に行って参りました。
京都市美術館
曇天でそれほど暑くなく、しかも我が優秀な副官のおかげで待ち時間なしで入場できましたよ。ありがとう梶原ちゃん!

例によって我々美術パートは、フェルメールについては勿論のこと、デ・ホ―ホなど他の著名なオランダ人画家、当時のオランダ絵画の風潮や手法について、当該美術展の構成等々等々、パート会議にて予習したうえで臨んでおります。
特に今回は力の入った発表が多かったですね!西洋美術史の授業のようでした。GBK部員の皆さんは、美パのファイルにレジュメがありますので自由にご覧ください。

以下は私の個人的感想です。いやあ、犬が可愛かった。(*´∀`*)
17世紀オランダの家庭を描いた絵が多く、日常の中の人物の仕草や表情にスポットライトを当て、背景はぼかすといった画風がデルフト派絵画の風潮であったようです。
しかし背景をよく見ると、地図や箒、頭蓋骨など、色んな意味をもつ様々なモチーフが描かれている。
ピーテル・デ・ホーホの絵は特に強いメッセージ性が含まれていたように思いました。
『中庭にいる女と子供』
エンブレム集とかあるんですね。どういうモチーフにそれぞれどういう意味があるのか、大変興味深いです。
ちなみに彼はフェルメールよりも透視画法をずっと早く確実にモノにしていたそうで、画面構成の安定感が素晴らしいです。

そういうモチーフたちの中でも、京都市美術館が特に今回注目したのが手紙
オランダは17世紀のヨーロッパで最も識字率が高く、手紙のやり取りがとても多かったそうです。
ラブレター用のテンプレ集とかがバンバン出版されていたようですよ。一部が展示されていましたが、甘ぁ~~い!!!の一言に尽きます。

今回の目玉、フェルメールの『手紙を読む青衣の女』などの三点のテーマも手紙です。
この絵は最近修復されて、「フェルメール・ブルー」と呼ばれる女性の服の青がとてもきれいでした。
原材料のラピスラズリも展示されていましたが、鮮やかですね。当時のフェルメールが生活費をかっつかつに削ってまでつぎ込みたかったのも頷けます。有名な「青いターバンの少女」の青もこれですね。
ほかに特筆すべきはやはり光の表現でしょうか。肌や紙や布や真珠、それぞれの質感に合わせた光の反射のリアルさは素晴らしいです。流石「光の魔術師」と呼ばれるだけあります。呼ばれてたっけ?

そんな「フェルメールからのラブレター展」は10月16日までです。今日参加できなかった方、まだまだ間に合いますよ!
この展覧会のチケットの半券があれば、「フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展」「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」の当日券が割引になるそうです。
後者は9月13日以降ですが、捨てないで持ってた方がいいかも?

それでは今日参加してくださった皆さんありがとうございました!
次回もより多くのご参加お待ちしています\(^o^)/ぼらーれ・ヴぃーあ!(あいさつ)
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

あくまで感想ですから

パート外からこんにちは。会議での予習には加われませんでしたが、レジュメを拝見して参加させてもらいました。

ラブレター展ということで手紙を書いたり読んだりする人が描かれていたのですが、その表情を見て手紙の特殊性について考えてしまいました。
手紙はすぐには受け手の元には届きません。船に乗って異国の地へ行ってしまった人への手紙は、2年の時を経て届けられたそうです。
そんなの近況報告にならないじゃないか! なんて無粋なことも思いましたが、その分読む喜びもひとしおだったのでしょう。伝えたい! と思って必死になり、相手の姿を思い浮かべて穏やかな気持ちになり、今会えないことを嘆き、次会うときに思いを馳せる。一通の手紙が書かれた背景には、たくさんのドラマがあるのではないか、と捏造したくなるような展覧会でした。

感想

昨日はお疲れ様でした。
私が印象に残ったのは、ラピスラズリの展示です。初めて見ましたがとても鮮やかで綺麗でした。物販コーナーにもさりげなくラピスラズリのアクセサリーが売ってあって商売上手だなと思いましたどうでもいいですね。
あと個人的に好きだなと思った作品は、記憶が既に曖昧なのですが、夫婦の肖像画の…あれです(すみません)。肖像画はほとんどが「キリッッ」とした顔のものが多いように思うのですが、この絵の2人はどことなく愛らしい表情をしていて、夫婦仲がいいんだろうなぁと感じました。


こんばんわ。
パート外に加え
参加できてもいませんが…
たつさんの可愛いヘッドアーマーに骨抜きにされてしまいましたので、コメントさせて頂きます。

今回はフェルメールからのラブレター展ということで、電車とかでよくポスター見ていたので気になっていたのですが…結果的に行けなくて残念です…

フェルメールの絵は
すごく見やすいですし手紙というテーマも明確で、割と分かりやすくて初心者にも感じるものが多い美術展なのかな、と個人的に思いました。

また機会があれば行ってみたいです。^^

意見陳述

絵心のない私ですが、行ったら面白かったのだろうと美パのリーダーさんからプンプン感じました

またの機会があれば、いや、お財布が許せば行ってみたいと思います

プロフィール

genbunken

Author:genbunken
関西大学 現代文学研究部のブログです。活動報告等を掲載しています。入部希望、ガイダンスなど、なにか御用の際は genbun1025@gmail.com まで。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
検索フォーム
QRコード
QR