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2012年大学読書人大賞レポート

こんにちは。
東京スカイツリー人形焼を買って、なが~~~~い人形焼なのかと思ったら
もみじ饅頭大の一頭身だったので期待を裏切られた絶望感であんこがうまい四回Sです。

今回、私たち現代文学研究部は「大学読書人大賞」の贈賞式に行って参りました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
部員のWが推薦文を書いた『天帝のはしたなき果実』(古野まほろ・幻冬舎)が見事五位を勝ち取ったのです。
討論会の投票では一位に押す方と最下位に組み込んだ方に見事にわかれ、
古野まほろという作家の天帝シリーズという作品にふさわしい評価だったと感じました。
賛否両論あってこそ文学ですよ、ふふ。

さて、贈賞式。
なんと今年はおよそ100名もの参加があったそうで、
昨年より広々とした会場で執り行われました。
当部からは今年の推薦者のWと昨年の最優秀賞に選ばれた『天地明察』を推薦したHと
ヒラの私が参加してきました。

大賞の後援をなさっているJPICの方のお言葉、フリーライターの永江朗さんのご挨拶、
大賞受賞作品の『ハーモニー』の著者のご両親のご挨拶や、
担当編集者のお言葉、版元の社長のご挨拶など沢山の挨拶と言葉にあふれていましたが、
特に印象に残ったのは今回『ハーモニー』を推薦した方の熱のこもったスピーチでした。

伊藤計劃との出逢い。箱根の鄙びた旅館で耽ったこと。
世界の表層をひっぺがし、「お前たちの見ている世界は本当はこうなんだ」と
本当の、本当の、本質を見せてくれるところが魅力だと、彼は語っていました。
伊藤計劃はもうこの世のどこにもいないのかもしれないが、
彼の著作を読んで影響を受けた我々が今後生きて行動することが、
計劃の(語弊を招くことを承知で言えば)次回作なのだと。

その後はパーティでごちそうを……取り逃がした私は後輩の皿から葉っぱをつまんだり、
いっぱい余ってる付け合せの檸檬を皮ごと齧って未来を幻視したり楽しく過ごしました。
東京の大学の方にも声をお掛けしたり、再開を誓ったり、
米澤穂信について語ったりと充実した時間を過ごしました。

東京旅行記は追記へ。

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関西大学 現代文学研究部のブログです。活動報告等を掲載しています。入部希望、ガイダンスなど、なにか御用の際は genbun1025@gmail.com まで。

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